心臓はギザギザのプラスチック。

本・世界のこと・映画・ニュース等々。

何かに依存することって苦しいけど楽しい

 

急激に都内が寒くなりまして、風邪をひかないか心配23歳女性です。

この土日歯医者にしか行ってません。

今日に限っては外に一回も出てないので雨が降っていたのか降っていなかったのかさえわかりません。

何をしていたのかというと

 

 

hulu限定配信の「雨が降ると君は優しい」を見てました。

 

f:id:chinamini222:20171015195053j:plain

 

佐々木希・玉山鉄次さん出演のネット限定配信作品。

何があっても笑っていて理性を崩すことがなかなかない立木信夫(玉鉄)を愛して止まない立木彩(佐々木希)。愛し愛され、良い家に住み何不自由ない生活を送っていると誰もが思っていた。

しかし、彩はセックス依存症だった。夫を愛しているのにも関わらず昼間に出会い系サイトで知り合った男達と遊びを重ねる。昼間に彼女の中にある「赤いムカデ」がうずき出し彼女を名前も知らない男の元へ動かす。

ある事件が起こり、周囲にも旦那である信夫にも「昼間に違う男とセックスをしている」ことが露呈され、自分がセックス依存症であることを夫に告げるが.....

 

 

というまあどぎついあらすじなんですけど、

まあ面白かった。一気に見た。共感できるところもあったし「あれ?」と思うところもあったし「伏線回収しきれてないなあ」と思うところもあった。

でも総合的にすごくいいドラマだった。(以下ネタバレあり)

 

 

 

・共感できるところ

セックス依存症を知りながら、信夫と彩は離婚せず子供を授かる。自分の子どもという確証がないまま信夫は愛情を注ぎながら育てていた。子どもが産まれたことによって「彩の中の赤いムカデは死んだ」と信じて。

しかしある事からまだ彩の「赤いムカデ」は死んでいない事に気づく。男と約束をしている証拠を見てしまい、その日は仕事を休んで子供と遊園地に行く信夫と彩。しかし元々男と約束していた時間が近づくと「体調が悪くなったから1人で帰る」と言い出す彩。その後をこっそりついていくと、ホテルから出てくる赤い服を着た彩を見てしまう。目が合う信夫と彩。取り乱し逃げて行く信夫を見て満足そうに笑顔を浮かべる彩。

 

・・・・・とまあここすごく私が共感したシーンなんですね。

どこが共感したかというと、「取り乱す信夫」を見て「満足げに微笑む彩」。

信夫は取り乱さない男でした。

普通自分が愛して止まない嫁が他の男と寝まくってたら取り乱すだろ。精神状態崩壊するだろ。信夫正気かテメェは。

女ってのは(まあ全部じゃないだろうけど)好きな人が自分の為に取り乱すところが見たいんだと思うんだよね。普段クールに気取ってる人とか、取り乱さない人だと特に。

私個人でいうと「彼氏」っていう存在は「一番自分のために困ってほしい」相手なんですよね。

JUDY AND MARYも「もっと私に傷ついて困ってよ〜〜」って歌ってるんですよ。

だから彩が最愛の旦那がやっと自分のためにあからさまに取り乱しているところを見て「微笑む」場面。私は凄く共感しました。

 

 

・「あれ?」と思うところ。

また同じシーンなんですけど、遊園地を抜け出して他の男の元へ行く彩さあ、、、、

 

これってただの淫乱女じゃねぇ?

 

物語は基本的に「夫を心から愛していて他の男に興味があるわけでない。欲求不満な訳ではない。セックス依存症を治そうと努力している」が大前提なんですね。

 

愛しているのは夫だけ。夫とも満足なセックスをしている。

っていう感じなのに

 

夫(結構な頻度で抱いてくれる)と遊んでる間に抜け出して他の男のとこ行ってたらそれはもうただの淫乱だろ

 

 

家帰って夫に抱かれればよくねえ?

 

 

 

・伏線が回収しきれていない

この物語は結構登場人物出てきます。

彩のこと好きな女性編集長(レズ)とか

信夫のこと好きな会社の後輩とか

アル中の恋人を持つ彩のカウンセラー(なぜか信夫と2回くらいセックスする)

とか色々な人間模様があって、物語の中だるみを良い具合にこの人たちが回避してくれたんですけど

いかんせん1人ずつキャラが濃くて伏線が回収しきれてなかった。

 

まあ8話完結だったから難しかったんだろうけどね。

 

 

 

 

 

ひっさびさにどハマりした作品だったので感想長々と書いちゃったよ。

 

 

おやすみなさい