二重生活
最近ね、気づいたんです。
「映画好き」「本好き」
私は自分を自分でそう思ってたけど全然見てないし、読んでねーじゃん。じゃん。
語れるほど何も知らねーじゃん。じゃん。と。
だからね、24歳になって本当の映画好き、本好きになれるようにさ、見て、書いて、読んで、書いての「トレーニング」をしようと思い立ちました。
トレーニング1本目に選んだのは門脇麦初主演作品「二重生活」
名前だけは知ってた作品だったんだけど、
これ、何で名前だけ知ってたかって?
菅田将暉の最高朝セックスシーンだけすげー話題になったでしょこの作品。
映画見始めてびっくりしました。あのシーン冒頭かよ・・・。と。
全体的にはつかみどころがない映画だなぁ〜と・・・。
最後のシーンでは「これ絶対原作、本」と思ったら
やっぱり原作は直木賞作家の小池真理子さんが書いたものでした。
映像として表現してしまうとどうしても微妙になってしまう小説って多くあると思うんですよね。
大学院の哲学科に通う珠は、担当教授のすすめから、ひとりの対象を追いかけて生活や行動を記録する「哲学的尾行」を実践することとなる。最初は尾行という行為に戸惑いを感じる珠だったが、たまたま近所に住む石坂の姿を目にし、石坂の姿を追う。一軒家に美しい妻と娘と暮らす石坂を、珠が尾行する日々が始まった。
まず、尾行をすることによって人間の生きる意味を見出すっていう
何ともよくワカラナイ設定。尾行してたら意味ってわかるのかな?
尾行をすることによって、心の空っぽな部分が満たされていく主人公だけど
そこについても何で尾行によって満たされるの・・・?と
クエスチョンが多い映画でした。私が哲学について無知だからかな?
ただ、言えることは二つ。
①この監督(岸善幸)、タバコ吸ってる女の子好きに違いない。
②女性の喜ぶセックスを知り尽くしているに違いない。
①については、タバコのとは無縁なイメージの麦ちゃんに冒頭から煙草吸わせてる。
そして、正統派美人っぽい女優さん(西田尚美)にも吸わせてる。
美人白肌×煙草って最高だよね〜〜〜〜って思ってるに違いない。
(私もそう思っている。)
②は、この映画ね冒頭の菅田将暉の朝セックスシーン以外にも
長谷川博己と門脇麦のベットシーンとかもあるんだけどまあどっちもすごく興奮します。
いやもう最早芸術的な性の表現。
人間ってさ、もう日常生活から離れてこのまま一生快楽に溺れて脳が溶けてしまえばいいのにって思う瞬間ってあるじゃん。
それをうまぁあ〜く表現してるなあと。
そして表現できるってことは、この監督は今までそういう体験をしたことが何回もあるんだろうなっていう勝手な憶測です。
映画の感想じゃなくなっちゃったよ・・・・。
あとこの映画2時間もあるのね。
このあまり抑揚のない映画を2時間見続けれるってことは
やっぱり私は映画好きと言っても差し支えないでしょう。